シュガーフラワーの魅力
『毎月1回はブログを更新しましょう』とご指導頂いたにも関わらず
8月に下書き途中で更新を失念しておりました。。。
気がつくと10月!
ハロウィン、クリスマス、お正月とイベント続きなのに
これはうっかりでは済まされません。。。
緊急事態宣言も明けて「お客様をお招きできるかも」と思うと
仕事への意欲も湧いてきます!
私はやっぱりお客様をおもてなしするのが好きなんだなぁと
改めて気づかされました。
スイートテーブルやイベントレッスン、収納講座のご案内なども
少しずつして参りますね。
今日は帰国後始めたお稽古の一つ
シュガーフラワーの魅力についてご紹介致します。
帰国後ずっとお世話になっているサローネドルチェの中村先生。
先生にご指導頂き
最近は毎回シュガーフラワーを作らせて頂いています。
「いかに本物に近く作れるか」繊細さが重要視される技術が
恐らく日本人の物作りの気質に合っているのではないでしょうか
私もすっかり夢中です。
私が教わっているのは
ワイヤードフラワーという技法で
花弁を一枚一枚手作りして
ワイヤーを入れて
乾燥させて
着色し
さらにそれをお花の形に組み合わせていくという
とっても手間のかかる作業。
ケーキに添えて取り外しが出来るようにしてあり
ケーキを食べ終えてからも
ずっと飾っておくことを想定して作るお花になります。
イギリスでの修行中は
ウエディングケーキに添えるために作ることがほとんどでしたので
バラやカサブランカ、簡単なピオニーくらいしか作る機会がなくて。
他のお花も作ることはあっても
ワイヤーを入れずに食べられるように作ることが多く
ワイヤードフラワーには苦手意識があり
帰国したら中村先生に専門的に教わろうと決めていました。
簡単なものから教わり始め
少しずつ難易度が上がり
遂に憧れだったダリアやポンポン菊に辿り着きました。
正直気の遠くなるような作業でしたが
時間がかかった分達成感も格別で
持ち帰った時の家族や友人の反応も嬉しくて。
夫は毎回ゆっくり話せる週末まで本物だと勘違いしているんですよ。
実は毎回テーブルフラワーにアレンジして制作していて
おもてなしの際のテーブルコーディネートをイメージしながら
色味や花器、添えるお花の種類、サイズなども計算して作っています。
もちろんイメージしているのは我が家でのスイートテーブル。
スイートテーブルとは
テーブル、インテリアなども全てを含めてコーディネートされた
スイーツをメインとしたパーティー。
私の修業先であるロンドンのケーキスタジオではそう呼んでいた
というだけで、正式な名称という訳ではありません。
他のお店ではキャンディーテーブルとも呼ばれていました。
いずれにせよ
写真映えして可愛くて
女性なら思わず歓声を上げてしまう
そんなテーブルを総称しています。
以前はリクエストにお応えする形で
時々開催していたスイートテーブル。
娘の受験で一旦お教室開催は控えていたのですが
進学を機に定期開催をと思っていたところにコロナ禍が襲い
ご予約頂いていたレッスンの全てがキャンセルに
そして再開の見通しも立たないまま2年近くの月日が流れてしまいました。。。
緊急事態宣言中には
シュガーフラワーのお稽古にも行けず
ただでさえ時間のかかるシュガーフラワーが
なかなか仕上げられず・・・という状況が続いていますが
それでも少しずつシュガーフラワーアレンジメントも増え
スイートテーブルの準備も万端です。
花器もインテリアに合うもので
色々なテーブルコーディネートに合わせやすいものを選んで
フラワーの色目も幅広く仕上げました。
きっとご覧になったら
Something Sweetらしいと思って頂けるアレンジだと思います。
スイートテーブルのメニューは
フラワーアレンジからインスピレーションを得て作ったものもありますし
時にはテーブルウエアから
スイーツボックスや香水のボトル
インテリアショップで見かけた雑貨など
様々なものからインスピレーションを得て
メインケーキから考えることもあれば
お土産のカップケーキから始めることも。
デザインソースはとにかく私が可愛いと思うもの!
その「可愛い」を共有して喜んで下さるのが嬉しくて
採算も考えずに作っていたのですが
コロナ禍に様々なプロの方のアドバイスを頂き
趣味からの脱却を図ることに。
やり甲斐を感じられること
続けられることも重要ですものね。
考えさせられること
反省することばかりでした。。。
20代の頃師事していた
今田美奈子食卓芸術サロン芦屋分室の高川みどり先生に
ケーキの試食の際にテーブルに飾られたカサブランカから香りがしないのを不思議に思い尋ねると
「これもお砂糖でできているのよ!」とのお答えが。
それはもう感動と驚きで大興奮!!
もちろんすぐに先生に習い始め
私がシュガーケーキを始めるきっかけとなりました。
出産や育児でシュガーケーキからはしばらく離れましたが
縁あってシュガー発祥の地イギリスに住むこととなり
お稽古として現地のカレッジに通い
更には現地で修行まですることになるとは
20代の頃には全く想像もしていませんでした。
あの時私が感じた感動を
次は私が感じてもらう側になれたとしたら
こんな素敵なことはありません。
私がコツコツとシュガーフラワーのテーブルアレンジメントを作り続けているのは
そんな目標があるからです。
感染防止対策を徹底して
スイートテーブルが開催できる日を
皆様にお目にかかれますことを
今から楽しみにしています。