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不思議の国のアリスケーキ Wonky Cake

イギリスでの修行中
ウエディングのお仕事ではなくバースデーケーキや
撮影向けのケーキとしてよく作ったのがこちらのWonky Cakeと呼ばれるケーキ。

傾いた不思議な形のケーキで
このお写真はCake Decorating Magazineの「おとぎ話特集」でご紹介したケーキで。
不思議の国のアリスをモチーフに作りました。

ケーキのつなぎ目のところに
コロコロしたボールを作ったのですが
大きさをランダムにするとより不思議な印象にならない?と
上司にアドバイスを受けてなるほど!と感心したこと
今でもよく覚えています。

このトップにティーカップをあしらうのは
ウエディングケーキでもよく出ました。

ウエディングケーキというのは何段も重ねて作るのですが
トップケーキはフルーツケーキで作って
披露宴では食べずに残し
結婚一周年記念日に召し上がるのが伝統的なスタイル。

下の残りのケーキは
バニラ、チョコ、レモンなど
様々に作って披露宴でお出しして
トップは長持ちするようにフルーツケーキで作るのが定番。
一年以上保存ができるのはイギリスの気候のなせる技なのですが
素敵な習慣ですよね。

お子様が生まれるまで保存する方もいるそうで
そのフルーツケーキをトップケーキにして
下に別のケーキを作り
お子様のベイビーシャワーケーキとして作り直したことがありました。
きっと温かいパーティーになっただろうなと
素敵なご家族だなと
私も作りながら優しい気持ちになりました。

実はこのトップのティーカップ型ケーキは
日本に帰国後最もたくさんご注文頂いたケーキなんです。

もともとご夫婦お二人でお召し上がり頂くサイズで
ティーカップの実寸大。
核家族にぴったりなのでしょう。

帰国後すぐ
娘の幼稚園時代のPTAのママ友を自宅にお招きした時に
作ってお出ししたらとっても喜んで貰えて。

気を良くしてブログでご紹介したら
周りの友人たちにも大好評!

日本ではパーティーを開くことが
それほど一般的で無く
開いても家族のみまたは親族のみというのが多いんですよね。

娘が日本の学校を諦めて
インターナショナルスクールに転校した後すぐのクリスマスに
日本の学校のお友達を招きたいというので
25人を招いたとお正月に会った幼馴染に話したら
奇声をあげて驚いていましたので(笑)
余程に珍しいことだったのだと後々知りました。

でも本当は
このくらい大胆に作ると
とっても可愛いんです!

そしてトップケーキだけ残して
あとでご家族だけ、ご夫婦だけでお召し上がり頂くと
パーティーのことを思い出し
お写真を見たりして
家族で盛り上がりますよね。

シュガーケーキは
食べ物としては確かに高額かも知れませんが
思い出を作る
記憶を作る
そんなケーキ。

パーティーではパーティーのモチーフなどを表現したり
会話のきっかけとなったり
テーブルのデコレーションのメインにもなるのがこのケーキ。
常温で飾れるんですもの!

ですから
例えばこのケーキであれば
テーブルコーディネートを不思議の国のアリスをイメージして作って
ドレスコードも不思議の国のアリスをモチーフに決めたり
もちろんメニューもアリスをイメージしたり。

とにかく食事の後
唐突にこのケーキが出てくるという訳ではないのです!!

そのパーティーを実際に味わって頂こうと
我が家で不定期開催していたスイートテーブルパーティーも
残念ながらコロナにより開催は困難に。

レッスンのカリキュラムも作りましたが
緊急事態宣言下では開催の見通しも立てられず
正直途方に暮れています。

が、ステイホームで自宅時間が増えましたので
苦手なパソコンを猛特訓中なんです。

今回のお写真も
数年ぶりに写真の保管場所への接続を再開
ファイルの種類を変えて書き出すという作業を行うことで
ブログでご紹介できるようになりました!

ささやかなことかも知れませんが
私には大きな一歩。
少しずつご紹介できればと思っています。

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